ワクチン(混合ワクチン)
犬では生後1.5〜2か月から1ヵ月ごとに2〜3回接種します。
その後は飼育環境によって1年〜3年に1回追加接種をします。
以下は犬の混合ワクチンの代表的なものです。
- 犬5種混合ワクチン
- 犬ジステンパー、犬パルボウイルス感染症犬アデノウイルス感染症、犬伝染性肝炎、犬パラインフルエンザ
- 犬6種混合ワクチン
- 犬ジステンパー、犬パルボウイルス感染症、犬アデノウイルス感染症、犬伝染性肝炎、犬パラインフルエンザ、犬コロナウイルス感染症
- 犬8混合ワクチン
- 犬ジステンパー、犬パルボウイルス感染症、犬アデノウイルス感染症、犬伝染性肝炎、犬パラインフルエンザ、犬コロナウイルス感染症、レプトスピラ感染症
猫では生後2か月から1ヵ月ごとに2回(エイズワクチンは3回)接種します。
その後は飼育環境により1〜3年に1回追加接種をします。
以下は猫のワクチンの代表的なものです。
- 猫3種混合ワクチン
- 猫汎白血球減少症、伝染性鼻気管炎、カリシウイルス感染症
- 猫4種混合ワクチン
- 猫汎白血球減少症、伝染性鼻気管炎、カリシウイルス感染症、白血病ウイルス感染症
- 猫5種混合ワクチン
- 猫汎白血球減少症、伝染性鼻気管炎、カリシウイルス感染症、白血病ウイルス感染症、クラミジア感染症
- 猫エイズワクチン
- 猫免疫不全症候群
狂犬病予防接種
「狂犬病予防法」により接種が義務付けられているワクチンです。
日本での感染例は1956年の犬、1957年の猫を最後にありません。
しかし最近では、ワクチンの接種率低下から再びの感染流行が懸念されています。
犬を飼ったら自治体への畜犬登録、狂犬病予防接種を忘れずに行いましょう。
フィラリア症
蚊が媒介する寄生虫病です。
蚊から体内へ侵入し、最終的に心臓へたどり着きます。感染後数年で症状が現れることがあり、発症すると治療が困難なこともあります。
フィラリア症は薬で予防できます。
現在は飲み薬のほかスポットオンタイプ(皮膚につける薬)、注射剤などもあります。
また、感染しても発症前なら十分治療可能なこともあります。あきらめずに治療しましょう。
フィラリアの感染サイクル(蚊から感染→心臓に寄生→血管内の幼虫が蚊に吸われる→他の犬に感染)